Office 365 User Group #22 に参加してきた & お蔵入り LT のはなし
かなり久しぶりに行ってきた。
LT で参加してきたわけなのだが、実は数日前に 2 回も LT 資料をまるっと書き直してたり・・・。
実際に LT で話した内容は、発表されたばかりの「sp-starter-kit」を使ってみた所感をざっと述べるぜ的なもの。
でも実はこんなことをやろうかと思ってた。
- SharePoint Framework v1.5 のアップデート内容と今後
- Microsoft Teams を Microsoft Flow で展開の自動化をしてみた
まずは「SPFx v1.5」のはなし
beta の機能を分けてプロジェクトを作成できたり、Dynamic data が Preview として登場したりと、なかなかおもしろいアップデートだった。
もうちょっとすれば「Microsoft Graph client の GA」や「Microsoft Teams 上での SPFx サポート」「generator-sharepoint で Angular / Vue などのインテグレート」などが控えているので、いよいよ SPFx を学ぶ必要があるのかと思い、啓蒙活動をしていこうかと。
次に「Microsoft Teams」のはなし
「(正直なところでは) 好き勝手チームを作りたい」ものの、ほとんどの企業では「承認制」によって展開されているのが現実…。
申請書 (Excel) をメールで受け取って、管理者が PowerShell をポチポチする会社はまだまだ多いだろうなぁと。それを解決して、もっと多くの人に Microsoft Teams を使ってほしい。
そんなわけで、Microsoft Graph で beta API として Teams API が提供されたこともあり、Microsoft Flow だけで実現できないものかと、LT しようと思ったり。
【簡単な流れ】
- ユーザーが SharePoint リストに作成したいチームの情報を登録する
- 「Create list item」のトリガーで MS Flow が起動する
- Azure AD action が「Office 365 Groups」を作成する (このままだと Public なので、更新用アクションを追加する必要あり)
- Create Teams action が「チーム」を作成する
- ユーザーが作成した SharePoint リストアイテムに作成完了ステータスを書き込む
注意ポイント
- Azure AD アクションは Preview 版 (6/20 時点)
- Create Teams アクションは GitHub に公開されている有志のもの (※)
- 事前に Azure AD アプリケーションの登録が必要
※ Microsoft Graph の CreateTeam は、beta の現時点では「Delegate」でないと使うことができないため、このような手法になる。
こんなところで、あとで気がむいたらサンプル or テンプレートでも公開しておこうかと。